あっという間に四十九日も過ぎました。
一般的にはこの時期には気持ちも落ち着いて、
形見分けをしたり納骨をしたりするころです。
我が家には特に分ける形見もないし、入れる墓も今のトコないので、
父はいまだ、仮設置した部屋の隅のテーブルに鎮座しておられます。
娘の友達が遊びに来て「オバケつけんでね」とか言われたり。
子供って正直ですごい(笑)
前回、本人の希望を聞いたトコまで書きましたかな。
まぁ、それ以外にも日常生活で探りを入れたり、入院中に部屋をあさって(笑)
コレは大事にしてたのかな?というものに目星をつけておきます。
本人にも棺に入れてほしいものなどもしっかり確認して、できたら在り処も確認しましょう。
なるべく家族がそろったときに、遺影に使いたい写真などおぼろげに確認しましょう。
あと我が家の場合家族葬になる予定だったので、
これには前もって回りの方の協力と理解を仰いでおく必要があります。
町内の親しい方にその旨お知らせしておく。
兄弟親類の勤め先などに穏便に理解してもらえるよう、文言を考えておく。
とにかく通常の葬儀であれば義理のある方はお参りしてくれるものですが、
それらをお断りして、家族(大体2親等位まで)だけで見送るのが
家族葬といわれています。
ぶっちゃけて言えば、
- 余計な接待のための支度をしなくてすみます(飲み物・お茶菓子・通夜料理など)
- 身内だけなので受付が不要です(ちょっとしたメモ書きなどで事足りる)
- もちろん会葬礼品もいりません(最低限の数量だけ一応用意します)
などなどたくさんのメリットがあります。
やはり最大の利点は、家族が慌しくするのではなく、落ち着いて故人を見送れることです。
ここで残念なお知らせですが、
ほとんどの場合、上に書いたようにすばらしいメリットを100%感じられるモノには
到底なりえません。
「周りの方の理解と協力」。
そして
「こうする」と決めた気持ちを貫く覚悟。
この両方がそろっていないと完遂できないのです。