「見送り」と何度も言っていますが、単純に言うと「お葬式」ということです。
しかし当事者となるとそれだけではなく、
「見取り(臨終)」「葬儀準備」「葬儀」「火葬」「荼毘」「帰宅(骨上げ後)」「諸手続き等々・・・」
現実に直面すると、臨終当日から2日から3日の内にこれらを一気にこなすわけです。
(「諸手続き」は後回しにもできますが、故人の銀行口座など凍結してるし、
大事な引き落としとかがあったりするとのんびりと構えてもいられません(ーー;))
さて、まず私がしたことといえば。
幸い(?)にも我が家の場合、ぶっちゃけて話し合うことができる環境でした。
そこで本人(今回の場合は余命がわずかと診断された父)と母に、希望を聞きました。
自他共に変わり者だと認める父の希望は・・・。
- 家族だけでひっそりと送ってほしい
- 葬式はいらない(←!?)
- 棺おけも要らない。ベニヤ板か何かで手作りして入れてくれたらいい(←!?)
- 自分の好きな音楽を聴きながら思い出話をして、適当に焼いてもらって
- 骨は海に撒いてくれ
以上がごく初期の希望です。ツッコミ所もありますがそっと胸にしまいます。
でも2年間の闘病中に父の気持ちにも変化があって、
(現実的に無理なものは説得しました・・・ベニヤ板棺おけ・・・無理です)
最終的には私や母に委ねる形に落ち着きました。
本人曰く、
「そん時はワシはもう文句言えんし。」です。
事実本番は予定とは変わった部分も多々あったけど、安らかな父の顔を見て、
「笑ようるからええね。」と勝手に納得したりしたのです。(私が笑わせました。後々書きます)
ちなみに母は、
要は、上手くいけばいい、という感じでしょうか。まぁ普通の答えといえますね。
ところが意外とこういう人は曲者です。後から色々言ってきたりするので、一任されても確認必須。
前にも書きましたが(
過去記事参照)常にそういう情報を収集することが大切です。
我が家のようにぶっちゃけ話し合うのは無理としても、
普段の生活や会話などから、何気なく心に留めておくといいと思います。
だってうちの父は、余命半年と言われた後、2年間も貴重なロスタイムをもらうことができましたが、
これはとても幸運なことだと思います。
ある日突然、前触れもなく、予期せぬときに・・・そんなこともありえるんですから。
自分で書いててなんだけどこの話長くなりそうだなー。
ほかの話もやりつつぼちぼち書いていきたいと思います。
これを読んだ誰かに、何かを感じてもらえて、役に立てたらうれしいので・・・。